11月14日(土) ヤマメの発眼卵放流しました。

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例年行っているヤマメの発眼卵(今年は200,000粒)を放流しました。

この発眼卵は奥多摩さかなセンターで10月初めに採卵、受精し積算温度300℃ほどのもの。通常積算温度400℃で孵化しますので、水温が10℃であれば10日ほどで孵化します。

ご覧のように卵の状態は非常に良い状態です。白くなった死んだようなものはまったく見当たりません。

そして卵の黒くなった部分はヤマメの目玉で発眼卵と言われる由縁でもあり、受精卵から一歩進んだ状態です。

本日は秋川漁協の上流部の渓流域を管理する檜原、小宮、戸倉、五日市、日の出の支部の皆さんに協力頂き、この発眼卵を放流していただきました。

一ヶ所に500粒から1000粒の卵を10cmほどの浅い砂利底など、自然産卵でも使われるような場所に埋めていきます。

埋め方はその場所にもよりますが、10cm直径の塩ビ管を底につきたてこの塩ビ管に卵を落とし込み、ゆっくりと抜き、さらに砂利を被せる方法や、流れが無いような場所であれば穴を掘り、そこに卵を沈め砂利を被せるなどの方法を行っています。

今回は檜原支部の放流に同行したところ、後者の方法で実施しました。

写真は本流と支流で、流れがゆるやかで砂利底の理想的な場所に放流している様子です。

この時期、本流を含むさまざまな場所で自然の産卵行動が確認でき、さらに今回の発眼卵放流など人工の産卵床も多くあります。

秋川は全般的に水量が少なく浅い場所が多いため、ボート遊びなどは産卵床を荒らすことになります。このようなことは謹んでいただきたいと思います。

[今回の発眼卵]

[親魚放流による産卵も行われています]

[檜原支部の放流]

[静かに砂利を被せます]