カワウ捕獲講習会を実施しました。

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秋川漁協組合員で、カワウ捕獲に長けた方を講師としてお招きし、
東京都水産課のご担当者とともに、カワウの捕獲方法について学びました。

カワウによる捕食被害金額はおよそ100億円にのぼるといわれています。
https://www.env.go.jp/nature/choju/conf/conf_wp/conf01-r04/mat01-2.pdf

環境省・水産庁においては、令和10年度までに、内水面漁業に被害を与えるカワウの個体数を、平成25年度水準からの半減を目指しています。
https://www.env.go.jp/nature/choju/cormorant/02_hogokanrishiryo.html

東京都においても、カワウの被害拡大を食い止めるため、カワウをより効率的に捕獲できるように動いています。


講師は、長年の経験から、カワウを捕まえるための独自の方法を編み出しました。
通常は、針糸に重石を一つだけつけるところ、講師は大きな重石と小さな重石をつけています。
小さな重石の配置で、エサとなる魚が動ける範囲を調整し、カワウが食いやすくなるようにしているとのこと。

また、カワウを捕まえた後は、フックを使って手繰り寄せているとのこと。
こうすることで、冬でも川に入らずにカワウを捕獲できます。

秋川漁協組合員の講師の手法は非常に効果的なので、東京都全体にこの手法を展開していくことも検討されました。