ヤマメの発眼卵を放流しました
11月17日(土),秋川の上流域にヤマメの発眼卵を10万粒埋設放流しました。
発眼卵は、東京都農林水産振興財団 奥多摩さかなセンターで、採卵、受精し積算水温300度ほどになったふ化直前といえる状態のものです。これを支部の皆さんがヤマメの生息水域で、あたかも自然に産卵したかのように、川の中に埋設し砂利などを上からかけて、荒らさないようにします。
ヤマメの卵は直径5mmでおもさ0.1g、うすいオレンジ色をしたかわいらしい卵です。
下の写真を見ていただくと分かるように、卵の一部が黒く見えるのがヤマメの眼で、よーく見ると背骨もうすく見えています。
このあと、積算温度400度位でふ化し、しばらくは砂利の中で卵のうからの栄養で育ち、1月ごろになると砂利から出てきて、水中を泳ぎ餌を食べ始めます。
来年の春、稚魚として育ち立派なヤマメになってくれることを願っています。
[ヤマメの卵、発眼卵です。]
[発眼卵を各支部に配布した後、戸倉支部の埋設作業に密着しました]