アユ産卵場の造成

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11月7日(水),東京都内水面漁連と東京都が中心になりアユの産卵場を多摩川下流に造成しました。
当日は漁連傘下の秋川漁協、奥多摩漁協、多摩川漁協、川崎河川漁協、東京都から合計約40名が参加し東名高速道路多摩川橋下流で重機と人力に分かれて作業をしました。
アユの産卵は(アユに限りませんが)川底が固く汚れた石などでは産卵した卵が石に付着しずらくなり、ふ化率の低下に繋がります。
ですから、シャケの産卵時に尾っぽで何度も砂利を掘り、きれいな砂利を出してそこに産卵するということからも分かるように、柔らかくきれいな砂利床にしてあげるということが重要です。これを人工的に行うのが産卵場造成です。

人力による作業はジョレンとクワで川底を掘り返し、泥を流しきれいにするという、気の遠くなるような作業を繰り返します。
午前中一杯、皆さん汗びっしょりになり、何とか完了しました。

これで、来年も多くの江戸前のアユが多摩川を遡上してくることでしょう。

[人力による産卵場造成作業です]

[重機による産卵場造成です]

[作業が完了しロープを張って保護します]